麺が茹で伸びするってどういうこと!?
皆様は、普段から麺類を扱われていらっしゃると思います。
茹で伸びするんだけど…というお話しを良く聞きますが、麺の中で化学現象が起こることにより茹で伸びという状態になっているのはご存知ですか?
麺類は、茹でた後は食感が急速に変化します。この伸びる原因は、水分が内部拡散し、水分勾配が低下することによる、内部応力の減少のためと考えられます。
簡単に言うと、麺を茹でた直後は、うどん・そば・ラーメンの表面の水分は中心部より多いのですが、時間と共に水分が移動して、水分差が少なくなります。これを水分勾配の減少といいます。この状態が茹で伸びした状態となるのです。
えっ!?いりこって冷凍した方がいいの?
香川県はいりこの有名な産地です。いりこと呼ばれる煮干し”カタクチイワシ”は、捕れる時期が1年の中で限られた時期、6月~9月の3ヶ月間で、その後1年は在庫として保管するのですが、常温だと酸化して品質劣化してしまいます。そんないりこの酸化を防ぐ方法があります。
それは「冷凍保存」です。無添加にこだわる弊社では冷凍することで、酸化しない、新鮮ないりこをどんな時期でも提供しています。もし、使いきれない量の新鮮ないりこを手に入れたらすぐに冷凍しておいてください。ブレない、新鮮で美味さまも新鮮ないりこを手に入れたら冷凍しい出汁が引けますよ。
よく聞かれるご質問
Q.仕入れて1ヶ月程度ならどのくらい冷蔵庫での保存が可能ですか?
A.煮干は常温で180日というのが業界の賞味期限です。冷蔵庫でも冷凍庫でも180日で消費してもらうほうがいいそうです。仕入れ業者さんが煮干を仕入れてすぐに冷凍するので、業者さんとしては冷凍したものを袋詰めにしたところから180日の賞味期限となります。お店でお使いになられるのであれば、一度に大量に仕入れるよりは、数量を分けて仕入れたほうがいいですね。